

塗装と聞いてみなさんは、「ペンキを塗ること」が頭に浮かぶと思いますが、簡単に定義すると「塗料を物に塗りつけて塗膜を作ること」です。それでは何のためにとそうするのでしょうか。
主な目的は、1.色を付けること、2.保護することの2つです。
目的に合わせた塗料を選ぶことがとても大切です。
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水性アクリル樹脂塗料というのがあります。この塗料を薄めるのは水をつかいますし、手に付いた塗料は水で洗えば落とせます。しかし、外壁に塗って乾けば雨が降っても色は落ちません。なぜでしょうか。
塗料の主成分は、色の元になる顔料と、塗膜を作るための樹脂、それらを混ぜて溶かし取り扱いやすくするための溶剤です。塗料が乾燥して塗膜になると、溶剤分は蒸発して無くなり、顔料と樹脂が残ります。乾燥すると樹脂が分子レベルで結合するために、再び水を掛けても分子の結合が切れないため、溶けることは有りません。
シンナーは、塗料をはがすことが出来ますが、これは樹脂を溶かし、つまり分子の結合をゆるめることによります。
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塗料の種類は、溶剤と樹脂の種類とで表すことが多いです。例えば、水系ウレタン樹脂塗料、弱溶剤形ふっ素樹脂塗料など、数えきれない数の物が各メーカーから出ています。
何が違うのかというと、樹脂によっていろいろな性質があり、雨や紫外線に強い耐候性、キズや摩耗への耐摩耗性、色の発色性、被塗装物との付着性、光沢の有無や、汚れに対する防汚性、科学薬品に対する耐酸性、耐アルカリ性、熱に対する耐熱性など挙げたらきりがありません。
溶剤についても、樹脂によりますが、水性化や、溶剤を用いる物でも成分的になるべく有害成分が少ない弱溶剤の物が多くなってきています。
金額も一斗缶(18L)で数千円の物から、10万円を超える物も有るので、専門家にご相談の上、塗料を選んで下さい。

最近の塗料は、体や環境に優しいといわれている自然系塗料や、夏の冷房費軽減のための遮熱塗料、雨で汚れが落ちる塗料、環境ホルモンを吸収する塗料などいろいろと従来の塗料には無かった性能を持たせた塗料も出てきています。
第二回に続く・・・
原稿作成:(社)山梨県塗装工業会